妊娠初期の性行為は「良くない!」と言う人もいれば、「問題ない!」と言う人もいるんです。
妊娠しても妊娠前と変わらず、性行為をしている夫婦も少なくありません。
初めに答えを言ってしまうと、
- 妊娠初期の性行為は大丈夫か?⇒妊娠経過が異常なしなら大丈夫
- 妊娠初期の性行為が大丈夫と言える根拠⇒赤ちゃんの体は羊水で保護されているから
と言うふうにちゃんと根拠があって、「妊娠初期に性行為をしても問題なし。」なんです。
さらに、妊娠初期の性行為には、危険性・トラブル予防策もあるんです。
- 妊娠初期の性行為の危険性⇒精液中の成分・女性のオルガズムが子宮収縮を促す、感染症にかかりやすい
- 妊娠初期の性行為によるトラブル予防策⇒コンドームを使用する、お腹に負担をかける姿勢は避ける、お腹の張り・痛みを感じる時は中止する
妊娠中は危険性のある行為は、できるだけ避けたいもの。
でも、「妊娠中でも夫婦仲良く」は、理想的だと思いませんか。
と言う訳で、今回は妊娠初期の性行為は大丈夫なのか、気になる危険性や気を付けることなどを紹介しましょう。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠初期の性行為は大丈夫?もし大丈夫だとしたら根拠は?
妊娠初期の性行為は、神経質になる方も多いのではないでしょうか。
でも、妊娠中に性行為をする夫婦は多数派で、意外に普通のように思っている方が多いんですよ。
実は、赤ちゃんの体は羊水で保護されているので、妊娠経過が異常なしなら性行為をしても問題ないんです。
これだけの説明では、まだ納得できない方もいるかも知れませんね。
では、妊娠初期の性行為が本当に大丈夫か、大丈夫だと言える根拠は何か、詳しく説明しましょう。
妊娠経過が異常なしなら性行為はOK
妊娠初期の性行為は、今までの妊娠経過に異常がなければOKです。
但し、今までの妊婦検査で、次のような異常を指摘されたことのある方は止めておきましょうね。
- 切迫流産の診断を受けている(or切迫早産になる可能性がある)
- 過去に流産、切迫流産、早産を経験したことがある
- 子宮頸管無力症、子宮頸管が短いなどの診断を受けている
- 感染症の診断を受けている
- 出血、お腹の張り、痛みなどの症状がある
この他にも、妊婦検査で異常を指摘されている方は、妊娠中は性行為をお休みしてくださいね。
「妊娠初期の性行為は大丈夫!」と言うのは、あくまでも妊娠経過に異常がない場合ですから。
赤ちゃんの体は羊水で保護されている
妊娠初期の性行為が大丈夫なのは、赤ちゃんの体が羊水で保護されているから。
実は、妊娠中の性行為に関しては、世界的に色々な研究がされているようですよ。
その研究の中には、「性行為が直接的に流産・早産に繋がるとは考えにくい。」とする説もあります。
それでも妊娠期間は10ヶ月もあって、途中で何が起こるか医者でも想定しがたいものです。
自分の体調に合わせて無理のないように、性行為を楽しむことが大切です。
妊娠初期の性行為にも危険性も!気をつけるべきことは?
妊娠初期の性行為は今までの妊娠経過が異常なしの方でも、100%大丈夫と言う訳ではないんです。
- 男性⇒精液中の成分が子宮収縮を促す
- 女性⇒オルガズムが子宮収縮を促す
- 男女両方⇒感染症のリスクがある
と言うふうに、男性側も女性側もトラブルを引き起こす要素を持っているんです。
感染症の検査は妊婦健診で一通り受けたでしょうが、一度受けた検査結果で安心は禁物ですよ。
検査を受けた後の性行為で、男性から感染してしまう可能性も十分にありますので。
妊娠初期の性行為の危険性・気を付けることについて、詳しく説明しましょう。
精液中の成分が子宮収縮を促す
妊娠初期の性行為で気を付けることと言えば、まずは「精液中の成分が子宮収縮を促すこと」です。
ちなみに、精液中の子宮収縮を促す成分と言うのは、「プロスタグランジン」のことです。
プロスタグランジンは子宮収縮以外にも、
- 血管を拡張して血圧を低下させる
- 気管支や腸管を収縮させる
- 血小板の凝集を誘発or抑制する
など、幅広い作用を持ったホルモンです。
特に子宮収縮の作用に関しては妊婦さんによっては、流産を引き起こす危険性があって注意が必要です。
女性のオルガズムも子宮収縮を促す
妊娠初期の性行為で気を付けることと言えば、「女性のオルガズムも子宮収縮を促すこと」です。
女性がオルガズムを得ると、「オキシトシン」と言うホルモンの分泌が増加します。
オキシトシンには子宮収縮を促す作用があるので、場合によっては流産の原因になる場合も!
妊娠中は激しい性行為は避けて、適度に楽しむくらいにしておきましょう。
性行為には感染症のリスクもある
「性行為には感染症のリスクがあること」も、妊娠初期の性行為で気を付けることですよね。
感染症は女性がかかっていなくても、男性にうつされてしまうことも!
実は、妊娠中は免疫力が弱まっていて、
- 精液内の細菌
- 膣内の細菌
などが、赤ちゃんのいる子宮内に感染してしまう場合があるんです。
妊婦さんが感染症にかかってしまうと、
- 早産
- 出産時に産道を通して赤ちゃんに感染
などのリスクもあるので、性行為の際には十分な対策をしてくださいね。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠中のトラブルを予防するには?リスクの少ない性行為の方法は?
妊娠初期の性行為で危険性、気をつけることは色々あります。
でも、予防対策を徹底すれば、トラブルを予防することは可能です。
- コンドームの使用を忘れない
- お腹に負担をかける姿勢は避ける
- お腹の張り、痛みを感じる時は中止する
これだけ徹底すれば、トラブルのリスクは最小限に抑えられます。
それぞれのトラブル予防策について、詳しく説明しましょう。
コンドームの使用を忘れない
妊娠中のトラブルを予防するためには、まず「性行為中のコンドームの使用を忘れないこと」です。
コンドームを使用して精液をブロックしておけば、精液中の
- プロスタグランジン
- 細菌
などを、ブロックすることができます。
もちろん、膣内の粘膜を傷つけてしまうほど、刺激に強い性行為は避けてくださいね。
傷ついて弱った粘膜に、細菌が感染してしまうこともありますので。
お腹に負担をかける姿勢は避ける
妊娠中のトラブルを予防するためには、「お腹に負担をかける姿勢を避けること」も大切です。
- 男性が女性の上
- うつ伏せ
などは、どうしてもお腹に負担がかかってしまいます。
できることなら、
- 女性が男性の上
- 女性が男性の前
などのお腹を圧迫しない姿勢にした方が、お腹に負担がかかりにくいですよ。
お腹への刺激を減らすことも大切ですが、膣内を傷つけないようにも気を付けてくださいね。
お腹の張り・痛みを感じる時は中止する
「お腹の張り・痛みを感じる時は中止すること」も、性行為の際に気を付けることです。
妊娠中はただでさえ膣内の粘膜が充血して、ちょっとした刺激で出血しやすくなっています。
なので、「それほど強い刺激はないのに。」と思っても、出血してしまうことも!
出血以外にお腹の張り・痛みを感じる場合も、性行為を中止して様子を見ましょう。
基本的にすぐ治まる出血・お腹の張り・痛みなどは、一時的なもので問題ありません。
ただ、次のような出血の場合は、様子を見て受診を考えた方が良いですよ。
- 鮮血が多くなった
- 生理2日目並みに多い出血がある
- 出血が3日以上続いている
- お腹の張りが長時間続いている
- 規則正しい下腹部痛がある
このような症状がある場合、流産・切迫流産の可能性も十分考えられます。
性行為の後となると医者への連絡は抵抗があるかも知れませんが、お腹の中の赤ちゃんのためです。
異常を感じたら早めに医者に相談して、指示通りに行動してくださいね。
まとめ
妊娠初期の性行為は大丈夫なのか、気になる危険性や気を付けることなどをまとめてみました。
まず、妊娠初期の性行為が大丈夫なのかの答えは、
- 妊娠初期の性行為⇒妊娠経過が異常なしならOK
- 妊娠初期の性行為がOKな根拠⇒赤ちゃんの体は羊水で保護されているから
で、世界的に「妊娠中の性行為が、直接的に流産・早産に繋がるとは考えにくい。」と言う研究報告もあります。
ただ、妊娠初期の性行為には、
- 精液中の成分が子宮収縮を促す
- 女性のオルガズムが子宮収縮を促す
- 感染症にかかりやすい
などの危険性があることも忘れてはいけません。
これらの危険性を予防するために気を付けることは、
- コンドームを使用する
- お腹に負担をかける姿勢は避ける
- お腹の張り、痛みを感じる時は中止する
などで女性側の対策はもちろん、男性側の協力も必要です。
健康な赤ちゃんを無事出産するまでは、やりすぎるくらい十分な対策を徹底した方が良いですよ。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。