妊娠初期動けない程のつわりの理由！

妊娠初期の動けない程のつわりで、日常生活に支障が出ていませんか。

妊娠が分かったばかりで、「これからつわりに耐えられるか」不安になっている方も多いのでは？

なぜ妊娠初期にこんなに辛いつわりがあるのか、理由としては

• 妊娠してからの体の変化⇒hCGの急激な分泌、自律神経のバランスの乱れ、アレルギー反応のようなもの
• 元々の体質的なもの⇒体が冷えやすい、胃腸がデリケート、心身の疲労
• 体調管理が必要⇒流産の予防、妊娠悪阻

などが考えられます。

どの理由も仕方がないものばかりで、対策が難しそうですよね。

でも、理由についてもう少し深く考えてみると、何かしらの対策方法が見つかるかも知れませんよ。

では、妊娠初期の動けない程のつわりについて、詳しく見ていきましょう。

妊娠初期の動けない程のつわり！どんな理由があるの？

妊娠初期の動けない程のつわりで、誰にも共通する理由が、

•  hCGの急激な分泌
• 自律神経のバランスの乱れ
• アレルギー反応のようなもの

などです。

どの理由も避けられないものですが、妊娠してからの体の変化には個人差があります。

では、妊娠初期の動けない程のつわりの理由の中でも、妊娠してからの体の変化について説明しましょう。

hCGの急激な分泌

妊娠してからの体の変化につわりの理由があるとしたら、まずは「hCGの急激な分泌」が挙げられます。

hCGは「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」とも言って、妊娠すると分泌が増えるホルモンです。

このホルモンの主な働きは、

1. 黄体に働きかける
2. プロゲステロン（黄体ホルモン）の分泌を維持
3. 妊娠を継続

と言うふうに、妊娠の継続に必要なプロゲステロンの分泌を維持することです。

hCGは妊娠に必要なホルモンなのですが、急激に増加すると体が対応しきれない場合があります。

自律神経のバランスの乱れ

妊娠してからの体の変化につわりの理由があるとしたら、「自律神経のバランスの乱れ」も考えられます。

妊娠中のホルモンバランスの変化は、自律神経のバランスにも影響を及ぼすことが！

自律神経は体調だけでなく、メンタル面もコントロールしている神経です。

自律神経に妊娠中のホルモンが関係している以上は、自律神経のバランスを保つことは難しいです。

でも、健康的で十分な休息をとる生活を心掛けることで、最小限のダメージにとどめることはできます。

アレルギー反応のようなもの

「アレルギー反応のようなもの」も妊娠初期に、動けない程のつわりを引き起こしているかも知れません。

1. 体が赤ちゃんに反応
2. 赤ちゃんを異物と認識
3. アレルギー反応としてつわりが起こる

こんなふうにして妊娠した時に、つわりの症状が起こるんです。

あくまでも一説に過ぎないのですが、人間の体って不思議で何が起こるか分かりませんよね。

体質的な理由も関係しているかも！こんな人はつわりになりやすい

妊娠初期の動けない程のつわりの理由は、もしかしたら元々の体質にもあるのかも知れません。

• 体が冷えやすく血行不良
• 胃腸がデリケートで不調になりやすい
• 心身の疲労が溜まっている

このような体質って、つわり関係なく辛いと思いませんか。

そう考えると妊娠中で体が弱っている時は、ますます不快な症状が出やすくなるでしょう。

では、妊娠初期の動けない程のつわりの理由の中でも、元々の体質について説明しましょう。

体が冷えやすく血行不良

元々の体質につわりの理由があるとしたら、まずは「体が冷えやすく血行不良であること」が挙げられます。

「自律神経の働きって、血行が悪いと低下しやすい。」なんて、よく言いませんか。

冷え性の方だとつわりの症状を感じた時に、同時に激しい寒さを感じることもあるのでは？

気付いたら手足だけでなく、全身の皮膚が冷たくなっていたりすることも。

妊娠中は体を冷やさないようにしたいので、

• 温かい服装をする（腹巻・襟巻・マフラー・レッグウォーマーなどを有効活用）
• 温かい食べ物や飲み物を意識的に摂取する
• 体調がいい時は無理のない範囲でお散歩してみる

などを試してみると良いですよ。

また、体の冷えは冬ばかりでなく、夏もエアコンに注意する必要があります。

特に公共の場は自分でエアコンの設定ができないので、薄手の上着を持参するのがおススメです。

胃腸がデリケートで不調になりやすい

元々の体質につわりの理由があるとしたら、「胃腸がデリケートで不調になりやすいこと」も挙げられます。

つわりの症状が出る部分と言えば、大抵は胃とか腸ですよね。

胃腸がデリケートな方だと、より大きな症状が出てしまうしまうことがあります。

胃腸がデリケートと言うと、

• 生理前や生理日に胃腸の調子が悪くなる
• 胃腸の病気になりやすい（胃腸の病気である）
• 乗り物酔いしやすい

などがありますよね。

もちろん、今すぐ胃腸をタフにすることは不可能です。

なので、つわり中だけでもさっぱり味で、柔らかめの食事にして胃への刺激を抑えましょう。

一時的に胃腸に優しい食事にするだけでも、つわりの症状が楽になるかも知れません。

心身の疲労が溜まっている

「心身の疲労が溜まっていること」も、妊娠初期のつわりの理由になりやすいです。

心身の過度な疲労は、

1. 血管を収縮させる
2. 血行を悪くする
3. 自律神経のバランスを乱す

のように、体に悪影響を及ぼすことがあります。

自律神経のバランスの乱れは、つわりの症状を悪化させやすいので注意が必要です。

これ以上心身の疲労を溜め込まないように、妊娠前以上に十分な睡眠を心掛けましょう。

つわりの理由にはこんなものも！体調管理に気を付けよう！

妊娠初期の動けない程のつわりには、体調管理が関係している場合もあります。

• 流産の予防
• 妊娠悪阻

体調管理に関する理由と言えば、上記の2つが挙げられます。

中でも特に気を付けなければいけないのが、「妊娠悪阻」です。

通常のつわりでも大変な症状ですが、妊娠悪阻ともなるとかなり大変なレベルです。

では、妊娠初期のつわりの中でも、体調管理が関係している理由について説明しましょう。

体を休ませて流産を予防する

妊娠初期のつわりの理由が体調管理にあるとしたら、「流産の予防」なのかも知れませんね。

妊娠初期の流産は赤ちゃん側に原因で、詳しいことは分からないようです。

でも、「お腹に負担をかけすぎると、子宮の収縮が進んで流産の危険性がある。」ともよく言いますよね。

妊娠中期になってお腹が大きくなると、お腹の張りを感じるたびに安静を心掛ける方も多いでしょう。

そう考えると妊娠中期よりも流産率の高い妊娠初期は、もっと気を付けるべきなのでは？

ほんの少しでも危険性があるなら、やはり無理をしないに越したことはありません。

休める今のうちに、たっぷり休んでおくことをオススメします。

妊娠悪阻の可能性もある

妊娠初期のつわりの理由が体調管理にあるとしたら、「妊娠悪阻」の可能性も考えられます。

妊娠悪阻はつわりが重症化したもので、

• 水分が摂れない
• 1日に5回は吐いてしまう
• 体重が5％以上減った
• 尿があまり出なくなった

など、日常生活に大きな支障をきたします。

上記の症状に該当するものが多い方は、妊娠悪阻の可能性が高いです。

このまま放置しておくと意識障害に繋がる恐れもあるので、早めに医師に相談しましょう。

点滴を打ってもらうだけでも、だいぶ症状が楽になるかも知れませんよ。

まとめ

妊娠初期の動けない程のつわりについて、理由8つをまとめてみました。

• 妊娠してからの体の変化⇒hCGの急激な分泌、自律神経のバランスの乱れ、アレルギー反応のようなもの
• 元々の体質的なもの⇒体が冷えやすい、胃腸がデリケート、心身の疲労
• 体調管理が必要⇒流産の予防、妊娠悪阻

私たちの体調って色々なものが関係しているので、つわりの理由も色々なんです。

理由を把握しておけば、理由を対策することでつわり対策できる場合もあります。

とは言っても、妊娠中の体の変化、元々の体質などの理由に関しては、すぐには変えられません。

実現可能なつわり対策としては、

• 十分な睡眠を取る
• 温かい服装を心掛ける
• 温かいものを意識的に摂取する

などの対策があります。

もちろん、妊娠悪阻のような重症のつわりが疑われる場合は、遠慮なく産婦人科に相談してくださいね。