妊娠検査薬の陽性反応が薄い線が出た時は妊娠しているのか？？

妊娠検査薬で陽性反応の薄い線が出た時、妊娠しているのかどうか判断に迷いませんか。

妊娠を強く望んでいると「妊娠であってほしい！」と思うあまり、迷った時は陽性反応にしたくなることもあるでしょう。

でも、ここで間違った判断をしたところで、もう少し日が経って妊娠していないことが分かれば、きっと大きなショックを受けるに違いありません。

初めから正確な判断をするためにも、妊娠検査薬の薄い陽性反応の判断方法は知っておくと便利かも知れませんね。

では、妊娠検査薬の陽性反応が薄い線が出た時は、妊娠しているのかどうか判断方法について見ていきましょう。

判定線が完全に無い状態は陰性！それでも妊娠している可能性は？

妊娠検査薬で陽性反応の薄い線が出た場合の中でも、「判定線が完全に無い状態」なんて言うことはありませんか。

判定性が完全に無い状態は基本的には陰性で、基準を超えるhcG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）が分泌されていないことになります。

ちなみに、hcGは妊娠中に分泌の増えるホルモンで、妊娠検査薬は尿中のhcGの濃度から妊娠の有無を検査できるようになっているんです。

それで、妊娠検査薬の判定線が完全に無い陰性の場合、「妊娠していないこと」「フライング検査」などが考えられます。

では、妊娠検査薬の判定線が完全に無い状態で妊娠している可能性について、詳しく説明しましょう。

妊娠していなければ陰性は当たり前

妊娠検査薬が判定線が完全に無い状態でまず考えられるのが、「妊娠していないこと」です。

もちろん、妊娠していなければhcGが分泌されることはないので、陰性になって当たり前です。

まだ生理が来ていないと言う方は生理周期が乱れている可能性がありますし、生理予定日を1週間以上超えている場合は病気も考えられます。

ひとまず生理予定日1週間後まで待って再検査をし、必要に応じて婦人科で検査を受けることをおすすめします。

フライング検査で陰性になることもある

妊娠検査薬が判定線が完全に無い状態で考えられることと言えば、「フライング検査」も挙げられます。

妊娠検査薬はただhcGが分泌されていれば陽性になる訳ではなく、hcGが一定濃度以上にならなければ陽性にならないんです。

なので、hcGが十分に分泌されていない時期だと妊娠していても、妊娠検査薬が陰性になることがあります。

もしフライング検査をしてしまったのなら、妊娠検査薬が使える時期まで待って再検査してみましょう。

判定線が出ているような出ていないような・・・妊娠の可能性は？

妊娠検査薬で陽性反応の薄い線が出た場合の中でも、「判定線が出ているような出ていないような状態」なんて言うようなことはありませんか。

こういう場合は陰性にも陽性にも見えますし、妊娠を強く望んでいるなら陽性だと思いたくなりますよね。

確かに、ネット上では妊娠の可能性があると言う情報もあるのですが、残念ながら妊娠していない場合もあります。

でも、妊娠している場合は、「水分の摂りすぎ」「フライング検査」「多胎妊娠」などで、判定線が薄くなってしまうこともよくあります。

では、妊娠検査薬の判定線が出ているような出ていないような状態で、妊娠している可能性について詳しく説明しましょう。

水分の摂りすぎで線が薄くなることがある

妊娠検査薬の判定線が出ているような出ていないような状態で、まず考えられるのが「水分の摂りすぎ」です。

水分を摂りすぎると尿が薄くなって、hcG濃度が本当の数値よりも低くなってしまうことがあります。

どんな理由であれhcG濃度が薄ければ、妊娠検査薬の判定線も薄い陽性か陰性になってしまいます。

なので、「妊娠検査薬を使う前に、たくさん水分を摂ってしまった！」なんて言う方は、朝一番の尿で再検査をしてみると良いですよ。

フライング検査で線が薄くなることもある

妊娠検査薬の判定線が出ているような出ていないような状態になるのは、「フライング検査」にも原因があるのかも知れません。

薄くても線が出ていると言うことは判定不能か、hcGが少なからず分泌されていると考えられます。

hcGは妊娠週数が経つにつれて分泌が増えていくものなので、フライング検査をしたタイミングではまだhcG濃度が低いと言う場合もよくあります。

このような場合は適切に検査ができていない可能性があるので、妊娠検査薬が使える時期に再検査をしてみましょう。

多胎妊娠の線が薄くなりやすい

双子や三つ子のような「多胎妊娠」の場合も、妊娠検査薬の判定線が出ているような出ていないような状態になりやすいです。

妊娠検査薬はhcGが多ければ良いと言うものではなく、多すぎても判定の上限を超えて線が薄くなってしまうことがあるんです。

つまり、多胎妊娠では多胎妊娠そのものだけでなく、妊娠しているかどうかまで妊娠検査薬で判定することが難しいです。

「生理予定日を1週間以上過ぎているのに生理が来ない。」とか、気になる症状がある場合には医者で診てもらった方が安心です。

線が薄いのは妊娠かどうか怪しい！ある程度日を置いてから再検査を！

妊娠検査薬で陽性反応の薄い線が出た場合、その線が本当に陽性なのか、妊娠しているかどうか怪しいものです。

「薄い線でも出れば陽性！」と考えられそうな感じもしますが、「濃い線でなければ陰性。」とも考えられそうですよね。

自分勝手な判断に振り回されないためにも、判断に迷った時は日を置いて正しい方法で再検査をしてみるのがベストです。

では、妊娠検査薬で再検査を行う時期、妊娠検査薬の正しい使い方について説明しましょう。

妊娠検査薬の使える時期に再検査しよう

妊娠検査薬で陽性反応の薄い線が出て判断に迷った時は、まず「妊娠検査薬の使える時期に再検査を行うこと」です。

早期妊娠検査薬は生理予定日当日から使えても、一般的な妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使えるものが多いです。

一般的な妊娠検査薬は早期妊娠検査薬に比べて、高めのhcG濃度で反応するようになっていて、妊娠していても陽性反応が出るまでにどうしても時間がかかります。

でも、だからと言って「早期妊娠検査薬ではっきりと陽性が出たから、100%妊娠している！」と断定できる訳でもありません。

生理予定日くらいには妊娠していても、生理予定日1週間後までの間に化学流産してしまうこともあります。

妊娠検査薬の使える時期に検査することはもちろん、フライング検査や早期妊娠検査薬で早い時期に検査をした場合は、生理予定日1週間後に再検査を受けてみると良いでしょう。

妊娠検査薬を正しく使うことも大切

生理予定日1週間後に妊娠検査薬を使用して陽性反応の薄い線が出た場合は、妊娠検査薬の使い方に問題があるのかも知れません。

「妊娠検査薬はただ尿をかければ良い。」と思っている方も多いのですが、種類によっては尿をかける時間が決まっているものもあります。

それから、妊娠検査薬に尿をかけたら水平な場所に置いて、数分くらい待って結果をチェックするのもポイントです。

終了窓にきちんと反応が出るまでが結果の待ち時間なので、落ち着いて反応が出るのを待ちましょう。

まとめ

妊娠検査薬の陽性反応が薄い線が出た時は、妊娠しているのかどうか判断方法についてまとめてみました。

・判定線が完全に無い状態⇒妊娠していない、フライング検査など

・判定線が出ているような出ていないような状態⇒水分の摂りすぎ、フライング検査、多胎妊娠など

フライング検査は多くの方が結果を早く知りたいばかりにしてしまうのですが、早い時期の検査はhcGの分泌が少なくて、妊娠検査薬がちゃんと反応しないことがあります。

そうかと思えば多胎妊娠でhcGがの分泌が多すぎても、妊娠検査薬の基準を超えてしまって陽性反応が出ないこともあります。

妊娠検査薬の判定がはっきりしない場合、誤った自己判断をしないためにも、生理予定日1週間後に再検査を行うのがベストです。

この時、水分の摂りすぎで尿の濃度を薄くしないよう、朝一番に妊娠検査薬を使用するのがおすすめです。

尿をかける時間、尿をかけた妊娠検査薬の置き場所、結果の待ち時間なども、説明書で確認しながら正しく再検査ができると良いですね。