妊娠生活は10ヶ月くらいと言う長い期間続くもので、妊娠週数は「今が妊娠期間のいつなのか」を示す目安になります。
ただ、特に初めて妊娠を経験する方の中には、「妊娠週数ってどういうふうに数えたら良いの?」と疑問を持っている方もいるでしょう。
妊娠が成立する(=着床が起こる)のは排卵後だから、排卵日を基準にして数えるものだと思ってる方もいるのではないでしょうか。
実は、妊娠週数の数え方は排卵日ではなく、最終月経が基準になるんですよ。
では、妊娠週数の数え方について、最終月経からどういうふうに数えたら良いのか見ていきましょう。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
最終月経スタート日は妊娠0週0日!妊娠初期の数え方は?
妊娠週数の数え方でもっともポイントとなるのが、妊娠0週0日である最終月経スタート日です。
正常な妊娠期間は最終月経スタート日から280日で、「妊娠1ヶ月間=28日間」として10ヶ月と言うことになります。
妊娠週数は今がこの10ヶ月間のうちのいつか、妊娠0週0日から何週間経っているかを示すものです。
妊娠初期の場合、最終生理スタート日から4~7週間後は「妊娠4~7週=妊娠2ヶ月」、最終生理スタート日から8~11週間後は「妊娠8~11週=妊娠3ヶ月」になります。
そして、最終生理スタート日から12~15週間後は「妊娠12~15週=妊娠4ヶ月」になります。
では、妊娠初期の特徴について、妊娠週数ごとにチェックしてみましょう。
妊娠4~7週=妊娠2ヶ月
妊娠4~7週は最終月経スタート日から4~7週で、妊娠月で言うと妊娠2ヶ月に該当します。
実は、この時期より前の妊娠1ヶ月(=妊娠0~3週)に関しては、妊娠2週くらいまではまだ着床すら起こっていなくて妊娠が成立するかどうかと言うところなんです。
もし妊娠2~3週くらいに着床が成立すれば、このまま妊娠2ヶ月を迎えることになります。
妊娠2ヶ月になると妊婦さんの7割近くが、吐き気・嘔吐・胃の不快感・食欲不振などのつわりの症状を感じ始めます。
一方、お腹の中の赤ちゃんは超音波検査を受けた時に、妊娠5週くらいに胎嚢(赤ちゃんの入っている袋)が、妊娠7週くらいに心拍が確認できるようになります。
妊娠8~11週=妊娠3ヶ月
妊娠8~11週は最終月経スタート日から8~11週で、妊娠月で言うと妊娠3ヶ月に該当します。
この時期になるとつわりがピークに達するだけでなく、便秘や不眠症、疲労、頻尿、頭痛などの症状が気になり始める方も多くなります。
妊娠中に色々な体調不良が起こるのは、血液量の急激な増加で心臓や腎臓などに大きな負担がかかるからだと言われています。
また、妊娠3ヶ月の赤ちゃんは「胎児」と呼ばれるほどに成長し、妊娠3ヶ月の終わり頃には9㎝くらいの大きさになっています。
妊娠12~15週=妊娠4ヶ月
妊娠12~15週は最終月経スタート日から12~15週で、妊娠月で言うと妊娠4ヶ月に該当します。
妊娠4ヶ月の終わり頃になると胎盤が完成し、赤ちゃんの栄養源が「卵黄嚢⇒胎盤」に変わります。
赤ちゃんの大きさも1ヶ月間で身長が2倍以上、体重が5倍以上に成長しています。
ここまで来ると安定期までもう一息で、少しずつ苦しいつわりの症状が落ち着いて食欲が回復します。
ただ、急激に体重を増やしてしまうと、妊娠糖尿病や妊娠高血圧などのリスクが高まるので注意が必要です。
妊娠16週~スタート!妊娠中期の数え方は?
妊娠週数の数え方で最終月経スタート日から16~27週が妊娠中期、つまり妊娠5~7ヶ月に該当します。
妊娠中期は最終月経スタート日から16~19週後が「妊娠16~19週=妊娠5ヶ月」、最終月経スタート日から20~23週後が「妊娠20~23週=妊娠6ヶ月」になります。
そして、最終月経スタート日から24~27週後が「妊娠24~27週=妊娠7ヶ月」になります。
これだけ妊娠週数が進むと妊娠週数と合わせて、「今が妊娠月のいつなのか」を把握しておくと分かりやすいですよ。
では、妊娠中期の特徴について、妊娠週数ごとにチェックしてみましょう。
妊娠16~19週=妊娠5ヶ月
妊娠16~19週は最終月経スタート日から16~19週で、妊娠月で言うと妊娠5ヶ月に該当します。
この時期になると赤ちゃんの筋肉や骨格が丈夫になって、手足を自由に動かせるようになるので胎動を感じやすくなります。
ママ側の変化としては少しずつお腹の膨らみ、胸の張りを感じられるようになります。
妊娠20~23週=妊娠6ヶ月
妊娠20~23週は最終月経スタート日から20~23週で、妊娠月で言うと妊娠6ヶ月に該当します。
妊娠6ヶ月の終わり頃になると赤ちゃんは身長30㎝くらい、体重600gくらいまで成長します。
実は、この時期の頭と胴体のバランスは、新生児とほとんど変わらないと言われているんです。
胎動に関しても今まで「感じられなかった。」と言う方も、ようやく感じられるようになるのではないでしょうか。
また、子宮の急激な成長で下腹部や脚の付け根がつったように痛むこともありますが、妊娠週数が進むにつれて落ち着いていくので心配は要りません。
妊娠24~27週=妊娠7ヶ月
妊娠24~27週は最終月経スタート日から24~27週で、妊娠月で言うと妊娠7ヶ月に該当します。
この時期になると子宮の急激な成長で静脈壁の筋肉が緩んだり、大静脈が圧迫されたりして静脈瘤ができやすくなります。
静脈瘤はこぶのように所々の静脈が浮かび上がるもので、手足の甲を見ると分かりやすいです。
一方、赤ちゃんは身長が伸びてだんだん窮屈そうな様子ですが、それでも手足を動かそうとします。
お腹をじっと見つめているだけで、波のようにうねる胎動が分かることもあります。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠28週~スタート!妊娠後期の数え方は?
妊娠週数の数え方で最終月経スタート日から28~39週が妊娠後期、つまり妊娠8~10ヶ月に該当します。
妊娠後期は最終月経スタート日から28~31週後が「妊娠28~31週=妊娠8ヶ月」、最終月経スタート日から32~35週後が「妊娠32~35週=妊娠9ヶ月」になります。
そして、最終月経スタート日から36~39週後が「妊娠36~39週=妊娠10ヶ月」になります。
妊娠後期を迎えると出産予定日まであと少しで、「もう妊娠して28週以上(7ヶ月以上)も経つんだ!」なんて今までの妊娠期間を振り返ってみたりすることはありませんか。
では、妊娠後期の特徴について、妊娠週数ごとにチェックしてみましょう。
妊娠28~31週=妊娠8ヶ月
妊娠28~31週は最終月経スタート日から28~31週で、妊娠月で言うと妊娠8ヶ月に該当します。
この時期になると赤ちゃんの骨格や内臓器官は大体出来上がって、しゃっくりのような胎動を感じることもあるでしょう。
実は、しゃっくりのような胎動は横隔膜の痙攣で、横隔膜がしっかり機能している証拠なんです。
一方、ママの体調に関しては安定期に太りすぎて、体重管理に苦戦している方も多いのではないでしょうか。
こんな方は「頑張って痩せよう!」なんて思わず、「次回の妊婦健診まで現状を維持すること」を目標にしてみましょう。
妊娠32~35週=妊娠9ヶ月
妊娠32~35週は最終月経スタート日から32~35週で、妊娠月で言うと妊娠9ヶ月に該当します。
妊娠9ヶ月になると大きくなったお腹で胃が圧迫されて、再びつわりのような症状を感じる方もいます。
出産に向けて赤ちゃんの頭が骨盤内に下がってくることで、骨盤が圧迫されて脚の付け根でつるような痛みを感じることもあります。
お腹が張ったり、足がむくんだり、体が疲れたりなどの症状を感じた時は、決して無理はせず休息を取ってくださいね。
妊娠36~39週=妊娠10ヶ月
妊娠36~39週は最終月経スタート日から36~39週で、妊娠月で言うと妊娠10ヶ月に該当します。
出産が近づくと子宮が下がってきて、妊娠9ヶ月頃に感じていたつわりの症状は楽になります。
子宮収縮が始まるのは出産の2週間くらい前からで、お腹の張る間隔がだんだんと規則正しくなっていきます。
そして、激しい痛みである陣痛が始まって、痛みやお腹の張りの間隔が狭まったらいよいよ出産を迎えることになります。
まとめ
妊娠週数の数え方について、最終月経からどういうふうに数えたら良いのか、妊娠週数ごとにまとめてみました。
・妊娠初期⇒妊娠4~7週(妊娠2ヶ月)、妊娠8~11週(妊娠3ヶ月)、妊娠12~15週(妊娠4ヶ月)
・妊娠中期⇒妊娠16~19週(妊娠5ヶ月)、妊娠20~23週(妊娠6ヶ月)、妊娠24~27週(妊娠7ヶ月)
・妊娠後期⇒妊娠28~31週(妊娠8ヶ月)、妊娠32~35週(妊娠9ヶ月)、妊娠36~39週=妊娠10ヶ月
妊娠週数の数え方は最終月経スタート日を妊娠0週0日として、最終月経スタート日から何週間経っているかを数えることになります。
ただ、妊娠週数だけでは妊娠週数が進むにつれて、妊娠期間の把握が分かりにくくなるので、妊娠月も一緒に把握しておくことをお勧めします。
妊娠月なら1ヶ月が4週間(=28日)ずつになっていて、妊娠何ヶ月の何週目かを把握すれば、出産予定日までの期間が分かりやすいですよね。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。