妊娠中のアルコールはNGとされていますが、妊娠安定期でもやはりNGなのでしょうか。
妊娠安定期は比較的体調が安定していますし、少しくらいならと思っている方もいるのでは?
でも、最初に結論を言ってしまうと、妊娠中は安定期を含めてずっとアルコールNGです。
- 妊娠中のアルコール禁止はいつから⇒できれば妊活中から!遅くても妊娠に気付いたらスグ中止すること
- 注意が必要な食べ物や飲み物⇒ノンアルコールビール、アルコールを使用した非加熱の食べ物
- 妊娠中のアルコールがダメな理由⇒胎児アルコール性症候群、中枢神経や発達の異常のリスクがあるから
妊娠安定期を含む妊娠中のアルコールは、胎児に様々な悪影響を及ぼす危険性があります。
アルコールと言うとビールやワイン、日本酒、カクテルなどを思い浮かべる方が多いでしょう。
実は、ノンアルコールビール、アルコールを使った食べ物も注意が必要ですよ。
では、今回は妊娠安定期でもアルコールがNGなのか、注意点や理由などを説明しましょう。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠安定期のアルコールはダメ!そもそも妊娠中はいつから禁酒?
妊娠安定期は妊娠中なので、体調の良し悪しは関係なくアルコールは禁止ですよ。
妊娠前にアルコールの習慣があった妊婦さんは、すぐに中止するように医師から言われていませんか。
あるいは、産婦人科や自治体の妊娠初期の母親教室でも、アルコールを中止するように指導されるはずです。
そもそも、妊娠中はいつからアルコールを中止したら良いのか、ベストな中止時期について説明しましょう。
妊娠に気付いたら即アルコール中止!
妊娠中のアルコールをいつから中止するかですが、「妊娠に気付いたら即アルコール中止!」です。
「妊娠中にお酒を飲んだけど、子供には特に影響なかったよ。」なんて言うママがいることも確か。
でも、こういうママはたまたま運が良かっただけか、今後何らかの影響が出るかも知れませんよね。
あなたの赤ちゃんを守れるのは、他でもないあなたの冷静な判断だけです。
今までアルコールの習慣があった方は、今すぐにでもアルコールは止めましょう。
本来は妊活中から禁酒するのがベスト
妊娠が分かったらアルコールを止める方も多いのですが、妊娠ってすぐに分かるものではないですよね。
妊娠が分かる時期は、早くても生理予定日が近づいてからでしょう。
生理予定日からアルコールを止めたとしても、妊娠して1週間近くはアルコールを摂取したことになります。
つまり、お腹の中の赤ちゃんも、1週間近くアルコールを摂取したことになります。
アルコールによるリスクを最小限に抑えるためには、妊活中から禁酒するのがベストです。
ノンアルコールビール・アルコール入りの食べ物は妊娠中でもOK?
妊娠安定期を含む妊娠中に、アルコールを摂取してはダメなことは何となく分かったはずです。
ここで、「ノンアルコールビール・アルコール入りの食べ物はどうなんだろう?」と思った方もいるでしょう。
ノンアルコールビールと言うとアルコールが含まれていなくて、何となく大丈夫そうな感じがしませんか。
アルコール入りの食べ物は子供でも割と食べているし、何となく大丈夫そうな感じがしませんか。
実際の所、妊婦さんが摂取しても問題ないのか、詳しく説明しましょう。
ノンアルコールビールも実はアルコール入りかも!
妊娠中に通常のビールはダメでも、ノンアルコールビールなら大丈夫だろうと思っている方もいるでしょう。
そんな方はノンアルコールビールのパッケージで、注意書きや成分表示をチェックしてみましょう。
「本品は妊婦さんを対象に開発された商品ではありません。」のような記載はありませんか。
あるいは、アルコール度数をチェックすると、少量のアルコールが含まれていませんか。
「ノンアルコール」の表示はアルコール分1%未満なら、できるようになっているので注意が必要です。
紛らわしい飲み物は飲まないのが一番ですが、もし飲むならアルコール分0.00%のものにしてくださいね。
加熱済みの食べ物なら食べても問題なし
妊娠中に気になるアルコールと言えば、アルコール入りの食べ物もありますよね。
- 料理酒やみりんを使った料理
- ブランデー入りの洋菓子
- お酒入りチョコレート
加熱すればアルコール分は飛ばせるので、加熱済みの食べ物は基本的には問題なしです。
但し、市販のお菓子に含まれているアルコール分は、そのまま残っていることが多いです。
お酒の苦手な人が友人から貰ったお酒入りチョコレートを食べたところ、倒れてしまったなんて言うことも!
このようなお菓子は作った後に、アルコールを使っているんです。
と言う訳で、加熱済みの料理以外のアルコール入りの食べ物は、止めておいた方が良いですよ。
「加熱済みの料理でもやっぱり心配!」と言う場合は、自炊ならアルコール入りの調味料を使わない選択肢も有りです。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
なぜ妊娠安定期のアルコールはいけないの?理由は?
妊娠安定期のアルコールがいけない理由は、赤ちゃんの肝臓が未熟でアルコールが分解されにくいから。
そうかと言って、赤ちゃんはママの摂取した食べ物や飲み物を、都合良く選択することもできないんです。
「ママがアルコールを摂取⇒血管を通る⇒胎盤を通過⇒赤ちゃんに供給される」と言うふうになってしまうんです。
妊娠中のアルコール摂取は赤ちゃんにどんなリスクをもたらすのか、時期ごとに詳しく説明しましょう。
妊娠超初期でも胎児アルコール性症候群のリスク有り
妊娠超初期のような極めて早い時期でも、アルコールは赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
むしろ、妊娠中の早い時期だと赤ちゃんが小さく、機能が未熟なので余計に大きな影響が出やすいです。
この時期にリスクの高い胎児アルコール性症候群には、次のような症状が現れる可能性があります。
- 奇形
- 顔面の形成不全
- 身体障害
- 流産
ちなみに、妊娠超初期は生理予定日の数日後の間で、まだ妊娠が確定していない方が多い時期です。
この時期のリスクを予防するためには妊娠超初期になってからではなく、妊活中から禁酒すべきでしょうね。
妊娠安定期は中枢神経・発達に異常が出るリスク有り
妊娠がある程度進んで妊娠安定期になると、今度はアルコールで中枢神経・発達に異常が出るリスクも!
- 身長や体重などの発育不全
- 中枢神経の異常による発達障害
特に障害は子供の一生に関わる重大な問題になるので、少しでもリスクのあることは避けましょう。
「私はお酒飲んでも大丈夫だった。」なんて言う、根拠のない他人の言葉に惑わされてはダメです。
まとめ
妊娠安定期でもアルコールがNGなのか、注意点や理由なども合わせてまとめてみました。
- 妊娠中のアルコール禁止はいつから⇒できれば妊活中から!遅くても妊娠に気付いたらスグ中止すること
- 注意が必要な食べ物や飲み物⇒ノンアルコールビール、アルコールを使用した非加熱の食べ物
- 妊娠中のアルコールがダメな理由⇒胎児アルコール性症候群、中枢神経や発達の異常のリスクがあるから
妊娠中のアルコールの影響は妊娠超初期のような極めて早い時期でも、胎児アルコール性症候群のリスクがあります。
なので、妊娠超初期に間に合わせるためにも、「妊娠したい!」と思ったその日から禁酒しましょう。
禁酒はビールやワイン、日本酒、カクテルばかりを、禁止すれば良い訳ではありません。
アルコールの含まれている食べ物も注意が必要で、疑わしい食べ物は1つ1つチェックする必要があります。
- ノンアルコールビール⇒パッケージの注意書きや成分表示を確認(アルコール0.00%か?)
- 料理酒やみりんを使った料理⇒よく加熱してアルコール分を飛ばせばOK
- アルコール入りのお菓子⇒作った後にアルコールを使っていて、アルコール分が残っている可能性大!
分からない時に先輩ママに相談すると、ノリで「それくらい大丈夫でしょ!」なんて答えることも。
迷った時は後々「しまった!」なんてことにならないように、取り敢えず止めておくのが一番ですよ。
何より妊娠中の「しまった!」はママだけでなく、赤ちゃんの将来にも関わる重要な問題ですから。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。