妊娠安定期に入ってアルバイトをしてもよいのか？？

「本当は妊娠初期も働きたかったけど、つわりが辛かった。」なんて言う方はいませんか。

妊娠初期に働けなかったからこそ、妊娠安定期にアルバイトを考えている方もいるのでは？

でも、妊娠安定期と言えども、妊娠中であることには間違いありません。

今までよりも体調が良いにしても、本当に働いて良いものか不安になりませんか。

初めに結論を言ってしまうと、妊娠安定期のアルバイトは以下のように、通常通りと言う訳には行きません。

• 就業規則⇒出産日の前日まで勤務可能、通勤・休憩・業務内容に関する措置も請求可能
• 人気の仕事⇒短期の事務・コールセンター（販売・フードは体に負担がかかりやすい）
• 採用の可能性⇒雇用者の考え方次第、ネット系の在宅ワークなら登録は確実

では、今回は妊娠中の就業規則・人気の仕事・採用の可能性などを紹介しましょう。

妊娠安定期の就業は法律で決まっている？どんなふうに働けばいい？

妊娠安定期のアルバイトの前に、妊娠中の就業に関して法律で決められていることを知っていますか。

妊娠中に仕事をしている方の中には、これからアルバイトを始める方もいれば、元々働いている方もいます。

労働基準法の「母性保護規定」では、妊娠中の就業期間・通勤・休憩・業務内容について決められています。

妊婦さんを雇っている雇用者は、労働基準法の「母性保護規定」に従って勤務してもらうことになります。

逆に、妊婦さんの方も体調管理のために、労働基準法の「母性保護規定」の内容を申し出る必要があります。

では、妊娠中の就業期間・通勤・休憩・業務内容など、就業の決まりについてチェックしていきましょう。

実は出産日の前日まで勤務OK！

労働基準法では雇用者は妊婦さんを出産予定日の6週間前以内に、勤務させてはいけないことになっています。

さらに、多胎妊娠の場合は14週間前以内に、勤務させてはいけないことになっています。

とは言っても、この規則は「妊婦さんの請求があれば！」と言う条件付きです。

つまり、妊婦さんの請求がなければ、出産日の前日まで勤務できてしまうんです。

いずれにしても妊娠安定期の勤務は可能ですが、自分と赤ちゃんの体を守れるのはあなただけですよ。

通勤・休憩・業務内容に関する措置も請求可能

妊娠中の就業内容に関しては、通勤・休憩・業務内容に関する措置を請求することも可能です。

• 通勤⇒始業時間や就業時間に30～60分くらいの時間差を作る（1日30～60分の勤務時間短縮も可能）
• 休憩⇒休憩時間の延長や回数増加、時間帯の変更が可能
• 業務内容⇒力仕事やハードな運動、体に振動の多い業務などは事務作業や負担の少ない仕事に変更可能

労働基準法では通勤・休憩・業務内容に関しても、上記のように決められています。

ただ、勤務期間と同じように妊婦さんの請求がなければ、通常通りの勤務になってしまいます。

自分や赤ちゃんの体を守るためにも、自身で雇用者と交渉して仕事の負担を減らしましょう。

妊娠安定期から仕事を始めても良い？どんな仕事ならOK？

今まで仕事をしてきた方なら、今までの職場で雇用者に仕事の内容を交渉するかも知れません。

でも、妊娠安定期からアルバイトを始める方だと、最初の仕事選びがポイントになりますよね。

妊娠中に仕事をした方に話を聞いてみると、もっとも人気があるのが短期の事務・コールセンターです。

「販売・フードの経験者は体に負担がかかる！」なんて言う方が多いです。

では、妊娠安定期におススメの仕事、おススメでない仕事について説明しましょう。

短期の事務・コールセンターが人気！

妊娠安定期のアルバイトでもっとも人気があるのが、短期の事務・コールセンターです。

• メインの事務員さんのサポート
• 営業電話
• 注文内容の確認作業
• お問い合わせ電話の応対
• データ入力

短期の事務・コールセンターに多い業務は、主に上記の内容です。

座り仕事で体に負担がかかりにくいので、妊婦さんだけでなく主婦や学生さんにも人気があります。

スタッフさんの人数が多い仕事なら、休んでも他の人に迷惑がかかりにくいのもメリットです。

仕事を探すならココから！

販売・フードは体に負担がかかりやすい

妊娠安定期から始めるアルバイトとして、販売・フードの仕事はあまりお勧めしません。

勤務時間中は立ち仕事が多いですし、場合によっては重い荷物を運ばなければならないことも。

食品を扱っているお店だと食べ物の匂いで、気分が悪くなってしまう方も少なくありません。

「昔経験したことがあるから。」なんて言う安心感は、妊娠中に限っては通用しませんよ。

また、販売・フードは1人1人に対して、しっかり役割が与えられていることが多いですよね。

人数が少ないところほど、急に欠勤してしまうと他の人に迷惑がかかりやすいです。

それでも販売・フードの仕事にするなら、人数が多くて無理なく勤務できそうなお店を選んだ方が良いですよ。

そもそも妊娠安定期は採用してもらえるの？採用された人はいる？

妊娠安定期のアルバイトの内容ばかり考えていても、採用されなければ意味がありませんよね。

妊娠中の人を採用してくれるのか、妊娠中に採用されたことのある人がいるのか、気になりませんか。

もし「妊娠安定期に採用してもらって、アルバイトしたよ。」なんて話を聞いたら、心強いですよね。

では、妊娠安定期に採用してもらえるのか、どういう仕事なら採用されやすいか、見ていきましょう。

採用されるかどうかは雇用者の考え方次第

妊娠安定期にアルバイトに応募して採用されるかは、雇用者の考え方が大きいです。

まずは、妊婦さんOKの雇用者の意見を紹介しましょう。

「お医者さんの許可があればいい。ひとまず働いてくれる人が欲しい。」
「自己責任で働いてもらう分には問題なし。」

今度は妊婦さんNGの雇用者の意見を紹介しましょう。

「妊娠って何が起こるか分からないから雇えない。」
「妊娠中は無理はさせられないから、同じ人数採用するなら普通の人を採用したい。」

雇用者によって色々な意見があるので、運良く雇ってくれる雇用者に出会えるといいですよね。

でも、妊婦さんNGの雇用者の中にも、あなたの安産を願ってこそNGとする方もいるはずです。

そう考えると生活費がピンチでない限りは、無事出産を迎えるまで落ち着いて過ごすのも良いのでは？

ネット系の在宅ワークなら登録は確実！

妊娠中のアルバイトは「会社に出勤⇒仕事」の方が、在宅ワークよりも安定した収入が期待できます。

それに、在宅ワークと言うと、「会社に商品を引き取りに行く⇒自宅で簡単作業」を想像するのでは？

でも、現代のネット社会は実に便利なもので、ネットを通して仕事を受注・発注できるサイトもあるんです。

• ホームページ制作
• システム開発
• 記事作成（ライター）
• アンケート回答
• モニター
• 軽作業

パソコンとネットが使える環境（場合によってはスマホでもOK）があれば、仕事が可能です。

大抵は「サイト登録→案件をチェック・応募→当選→仕事完了→報酬受け取り」の流れになります。

ネット系の在宅ワークは当選が確実ではない上に、案件の種類・数にも並みがあります。

安定収入は難しいですがルールさえ守れば、体調に合わせてマイペースに仕事ができます。

ネットの在宅ワークはこちらから↓↓

まとめ

妊娠安定期のアルバイトについて、就業規則・人気の仕事・採用の可能性などをまとめてみました。

• 就業規則⇒出産日の前日まで勤務可能、通勤・休憩・業務内容に関する措置も請求可能
• 人気の仕事⇒短期の事務・コールセンター（販売・フードは体に負担がかかりやすい）
• 採用の可能性⇒雇用者の考え方次第、ネット系の在宅ワークなら登録は確実

妊娠中の就業については、労働基準法の「母性保護規定」で決められています。

ただ、この決まりは絶対ではなく、妊婦さんの請求があって初めて成立するものです。

妊娠経過や体調を見ながら、必要に応じて雇用者に業務内容を交渉してくださいね。

また、妊娠中にもっとも体の負担が少ない、人気の仕事は短期の事務・コールセンターです。

安定収入は期待できませんが、ネット系の在宅ワークに登録してみるのもおススメです。

採用の可能性は短期の事務・コールセンターは、雇用者の考え方次第で変わってきます。

一方、ネット系の在宅ワークは登録だけなら確実で、多少なりとも働けるチャンスはあります。

妊娠安定期も妊娠期間の一部なので、良いアルバイト先に恵まれると良いですよね。