「妊娠後期になって、吐き気がきつくなった。」と言う妊婦さんは、結構多いものです。
その中には妊娠初期のつわりさえなかったのに、今更のように吐き気を感じる方も!
そうかと思えば、妊娠初期や中期に引き続き、後期になっても吐き気に悩まされる方もいます。
妊娠後期の吐き気には色々な症状がありますし、原因・対策法もちゃんとあるんですよ。
- 症状⇒胃もたれ、下痢、貧血
- 原因⇒体の変化、妊娠高血圧症候群、感染症
- 対策⇒消化にいい食事内容にする、食事量を調整して食後スグは寝ない、吐き気を軽減する薬を処方してもらう
吐き気の原因を早く知ることで、症状の悪化防止に役立てられると良いですよね。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠後期に起こる吐き気はこんな感じ!他の症状も併発することが!
妊娠後期の吐き気には色々なタイプがあって、吐き気と一緒にこんな症状が現れることも!
- 胃もたれ
- 下痢
- 貧血
もしかしたらこの中の症状の2つ、あるいは全てを感じている方もいるかも知れませんね。
吐き気だけでも辛いのに、他の症状もあるとなるとますます辛いでしょう。
でも、吐き気と他の症状は関連性のある症状なので、治る時は一気に解決しますよ。
では、自分の今感じている吐き気がどのタイプに該当するのか、チェックしましょう。
もっとも多いのは胃もたれによる吐き気
妊娠後期の吐き気の中でも多くの妊婦さんが経験するのが、「胃もたれによる吐き気」です。
- 常に胃が苦しい
- 胸やけがする
- ゲップがよく出る
症状が酷い方だと口の中が気持ち悪かったり、嘔吐してしまったりすることも!
胃もたれによる吐き気は、妊娠後期よりも前から感じる方もいれば、臨月に感じ始める方もいます。
臨月限定で吐き気を感じるとしたら、陣痛によるものである可能性もあります。
- 15分以内の規則的な痛み(初産婦さんは10分以内の規則的な痛み)
- 破水や出血
このような症状がないかチェックして、必要に応じて病院に連絡しましょう。
下痢を併発することもよくありがち
妊娠後期の吐き気と一緒に、「下痢を併発すること」もよくありがちです。
胃と腸は関連性のある場所なので、気付かないうちに胃の不調が腸まで来ていることも。
「自分は便秘気味だから下痢とは無縁!」なんて思ったら大間違い。
下痢と便秘の繰り返しも結構あるので、胃だけでなく腸にも良い食事を心掛けましょう。
貧血と一緒に吐き気が起こることもある
妊娠後期の吐き気を感じた時、「同時に貧血が起こること」もあります。
貧血と言うと、
- めまいやフラつき
- 立ちくらみ
- だるさ
などの症状が思い浮かぶのではないでしょうか。
でも、吐き気も貧血の症状なんです。
妊娠中はただでさえ貧血になりやすいのですが、場合によっては医師に鉄剤を処方してもらう必要があります。
妊娠後期の吐き気には色々な原因が!単なる後期つわりでない可能性も
妊娠後期の吐き気が起こったら、多くの方は「後期つわりだ!」と思ってしまいがち。
実は、単なる後期つわりではなく、大変な原因が隠されている場合もあるんですよ。
- 妊娠後期ならではの体の変化
- 妊娠高血圧症候群
- 感染症
妊娠後期ならではの体の変化なら、生理的なもので特に問題ありません。
でも、妊娠高血圧症候群や感染症などに原因があると、赤ちゃんにも悪影響が及ぶ危険性が!
では、妊娠後期の吐き気の原因について、詳しく見ていきましょう。
妊娠後期ならではの体の変化
妊娠後期の吐き気の原因と言えば、まずは「妊娠後期ならではの体の変化」があります。
妊娠後期になると、
- 胃が圧迫されるほど赤ちゃんが大きくなる
- 女性ホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が増える
などの体の変化が感じられるようになります。
大きくなった赤ちゃんの胎動は、胃の近くで感じられることも!
また、プロゲステロンは月経前症候群(PMS)を引き起こす女性ホルモンです。
妊娠後期にプロゲステロンの分泌がピークになると、PMS以上に酷い吐き気を感じやすくなります。
妊娠高血圧症候群の発症
妊娠後期の吐き気の原因には、「妊娠高血圧症候群の発症」も挙げられます。
妊娠中の栄養バランスの乱れ・急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群を発症することも!
妊娠高血圧症候群になると、ママの吐き気以外に赤ちゃん側の大変なリスクもあります。
- 余分な栄養が赤ちゃんに供給される⇒巨大児で難産になる
- 血行不良⇒赤ちゃんが栄養不足⇒低体重児や障害児になる
妊娠高血圧症候群による赤ちゃんのリスクは、太りすぎることくらいだと思うかも知れません。
でも、赤ちゃんの一生に関わるリスクもあるので、医師の指示に従って健康管理を行う必要があります。
感染症にかかっている可能性もある
妊娠後期の吐き気の原因には、もしかしたら「感染症にかかっていること」も関係しているかも知れません。
妊娠中はただでさえ調子が優れず、感染症にかかっていることに気付かない場合もあります。
- 下痢
- 嘔吐
- 高熱
このような症状があるとしたら、感染症にかかっている可能性があります。
もし感染症が疑われる場合は、病院によっては入室を制限されることも!
まずは病院に電話連絡して、どうしたら良いのか指示を仰ぎましょう。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。
妊娠後期の吐き気はこうするとイイ!快適になれる対策法は?
「妊娠後期の吐き気は、出産を迎えるまでの辛抱!」とは言っても、とても辛いものです。
家事や育児など日常生活に支障が出ることもあるのでは?
こんな時には、
- 消化にいい食事内容にする
- 食事量を調整して食後スグは寝ない
- 吐き気を軽減する薬を処方してもらう
の中から、自分に合った対策法を見つけましょう。
出産までもうすぐですが、快適に過ごせた方が良いに決まっていますから。
消化にいい食事内容にする
妊娠後期の吐き気の対策法と言えば、まずは「消化にいい食事内容にすること」が挙げられます。
消化に良くて食べやすいものには、
- うどん
- お粥
- ヨーグルト
などがあります。
他の食材でも消化しやすいように、小さめにカットして火を通して柔らかくすると良いですよ。
食事量を調整して食後スグは寝ない
妊娠後期の吐き気が辛い時は、「食事量を調整して食後スグは寝ないこと」も鉄則です。
- 食事量⇒1日に食べる量を5~6回分にして1食分とする
- 食後⇒胃が落ち着くまで(食後3時間くらいが目安)は横にならない
1回分の食事量を減らして、次の食事や睡眠までの時間は3時間くらい置きます。
「次の食事や睡眠は食事をして、胃が落ち着いてから!」と考えると良いでしょう。
どうしても横になりたい時は、せめて上半身を高くした状態で横になると良いですよ。
吐き気を軽減する薬を処方してもらう
妊娠後期の吐き気が辛い時の最終手段は、「吐き気を軽減する薬を処方してもらうこと」です。
妊娠中に処方される薬は、赤ちゃんへの影響を考慮して作用は弱め。
でも、「何もないよりはマシ!」などと、お守り代わりに処方してもらう方もいます。
吐き気で食欲が全くなかったり、水分もと取れなかったりする場合は、医師に相談してみると良いですよ。
まとめ
妊娠後期の吐き気について、症状・原因・対策法などをまとめてみました。
- 症状⇒胃もたれ、下痢、貧血
- 原因⇒体の変化、妊娠高血圧症候群、感染症
- 対策⇒消化にいい食事内容にする、食事量を調整して食後スグは寝ない、吐き気を軽減する薬を処方してもらう
妊娠後期になると吐き気と同時に、胃もたれや下痢、貧血などの症状が現れることもあります。
原因は妊娠後期ならではの体の変化にあるかと思いきや、体の異常が関係していることも!
特に体の異常の場合は早めに特定して、適切な治療を受ける必要があります。
また、妊娠後期の吐き気の対策は、食事内容や食事量に気を付けるのが基本です。
食後は眠くなってつい横になってしまいがちですが、食後3時間以内に寝るのは嘔吐の原因になります。
ある程度胃が落ち着くまでは、熱中できることでも見つけて起きているのがおススメです。
それでも吐き気が酷い場合には、最終手段として薬を処方してもらうのも良いかも知れませんね。
妊娠中の不調ばかりは薬が特効薬と言う訳ではないのですが、せめてお守り代わりにはなりますよ。
赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4週、
つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。
計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。
妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、
食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。
出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。