妊娠中の発達障害の検査の方法は??

妊娠中の発達障害の検査の方法は??

 

「子供に発達障害があるなら、一刻も早く知りたい!」

 

誰もがそう思うでしょうね。

 

妊娠期間は10ヶ月近くもあるんです。

 

妊娠中の検査で発達障害が分かれば、子供を受け入れるための準備もできそうですよね。

 

先に結論を言ってしまうと、

 

  • 妊娠中の検査⇒発達障害の検査は不可能
  • 妊娠中の症状⇒発達障害の予想は不可能
  • 生まれてからの検査⇒3歳以降に診断が出ることが多い

 

と言うのが現状です。

 

今回は、発達障害について妊娠中の検査方法、生まれてからの検査方法について見ていきましょう。

 

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赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4

つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。

【BELTA】厚生労働省推奨の葉酸サプリ

計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。

 

妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、

食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。

出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。

妊娠中に発達障害は分からない?妊婦健診や出生前診断でもダメなの?

 

妊娠中に発達障害の有無を知るのは、今の医療でも不可能です。

 

  • 超音波検査
  • 血液検査
  • 出生前診断

 

このような検査を受ければ、発達障害に関わる何かが出てきそうに思うかも知れません。

 

でも、妊娠中の検査で分かるのは、一部の障害だけです。

 

では、先に挙げたそれぞれの検査について、詳しく見ていきましょう。

 

超音波検査はどう?

毎回の妊娠中に行う超音波検査は、高い周波数の音を利用した画像検査のことです。

 

超音波検査でお腹の中の赤ちゃんをが増加して、次のような赤ちゃんの発育状況をチェックするのです。

 

  • 赤ちゃんが順調に成長しているか
  • 赤ちゃんの体の形に異常はないか(奇形の可能性の有無)

 

超音波検査のような画像検査で確認するのは、赤ちゃんの成長や体の形が中心となります。

 

発達障害は生後の画像検査でさえ、何らかの特徴が見られる訳ではありません。

 

そう考えると妊娠中の画像検査で、発達障害の検査するのは難しいでしょう。

 

血液検査はどう?

発達障害は遺伝が原因の1つとして言われているので、血液検査で特徴が出てきそうな感じがしませんか。

 

確かに、障害の可能性を調べられる血液検査に、「母体血清マーカーテスト」があります。

 

方法は通常の血液検査と同じで、血液中の成分濃度を確認するだけです。

 

ただ、血液検査で発見できる可能性があるのは、

 

  • ダウン症
  • 無脳症(脳が作られず死産・流産のリスク有り)
  • 二分脊椎(脊椎の形成に異常が出る)

 

などの障害で、発達障害の検査はできません。

 

出生前診断はどう?

出生前診断は、

 

  • 絨毛検査⇒胎盤にある絨毛から染色体異常or遺伝子異常を検査
  • 羊水検査⇒羊水から染色体異常or遺伝子異常を検査
  • NIPT(母体血胎児染色体検査)⇒血液から染色体異常を検査

 

などの方法で、胎児に先天性の障害や病気がないかを調べることのできる検査です。

 

発達障害は少しずつ原因の特定に向かっているのですが、未だに原因のはっきりしない障害です。

 

残念ながら出生前診断でも、発達障害の有無を検査することはできません。

 

それどころか、胎児にノーリスクな訳ではないので、発達障害の特定が目的なら考え直すべきです。

 

発達障害の子を妊娠中に症状はない?胎動はどうなの?

 

「妊娠中の検査で発達障害を特定できなくても、ママ自身が何らかの症状を感じるのでは?」なんて思いませんか。

 

よく言われている分かりやすい症状と言えば、「胎動」がありますよね。

 

発達障害の子は胎動が激しいとか、極端に少ないなんて言う方も多いです。

 

でも、実際の所どうなんでしょうか。

 

発達障害と胎動の関係に医学的根拠があるのか、見ていきましょう。

 

胎動が激しいor極端に少ない

発達障害の子を妊娠していると、「胎動が激しい。」とも「極端に少ない。」とも言います。

 

「臨月になっても胎動が激しかった。

 

無事出産を迎えて安心していたら、3歳になっても単語すら話さない。

 

心配で大型病院の児童精神科に行ったら、重度の自閉症・知的障害の診断が出た。」

 

実は、私筆者自身が自閉症の子供のママで、第1子妊娠中にこんな体験をしました。

 

逆に、「胎動が極端に少ないと、ダウン症や筋力の弱い子供かも!」なんて言う噂もあります。

 

発達障害と胎動の関係は医学的根拠なし

「発達障害だから胎動が激しい。」「発達障害だから胎動が極端に少なすぎ。」は、あくまでも噂です。

 

医学的な根拠がない話なので、胎動だけで発達障害の有無を決めるのは危険ですよ。

 

私筆者は実は第2子も自閉症で、第2子妊娠中は胎動が激しくなかったんです。

 

そうかと言って、胎動が極端に少なすぎる訳でもありませんでした。

 

胎動が激しすぎたり極端に少なすぎる分には、特に問題ありません。

 

ただ、今まであった胎動が急になくなった場合は、気付いた時点で病院に連絡してくださいね。

 

お腹の中の赤ちゃんが酸素・栄養不足で、順調に育っていなくて命の危険性もあります。

 

赤ちゃんの障害リスクを最小限に抑えるためには妊娠4

つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。

【BELTA】厚生労働省推奨の葉酸サプリ

計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。

 

妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、

食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。

出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。

発達障害がはっきりするのは3歳以降!生まれてからの検査の方法は?

 

発達障害の有無がはっきりする時期には、大きな個人差があります。

 

一般的には3歳以降に、発達障害ならではの特徴が見られることが多いと言われています。

 

発達障害の子を持つママに言わせると、「今思うとあの時のあの症状は!」と思うこともあるようです。

 

これが過去形ではなく、「この症状が出たら発達障害!」と分かれば良いのですが。

 

見た目は健常児な発達障害であるだけに、特定が難しいんです。

 

では、生まれてからの発達障害の検査方法について、詳しく紹介しましょう。

 

今までの成長過程の聞き取り

発達障害が疑われるタイミングと言えば、大抵は自治体の1歳半健診や3歳児健診ですよね。

 

健診で発達障害が疑われる場合、

 

  • 自治体の発達検査
  • 医療機関の検査
  • 療育手帳の判定

 

などを受けることになります。

 

もちろん、強制ではないので、きちんとした検査を受けるかどうかは自由です。

 

ただ、2人の発達障害の子供を持つ私筆者としては、専門的な検査は受けておくのがおススメです。

 

発達障害は早期対策で症状を抑えられますし、診断を受けることでサポートの幅は広がりますから。

 

それで、先に挙げた検査や判定で最初に行われるのが、「今までの成長過程の聞き取り」です。

 

  • 首すわりや歩き始めなどの身体的な発達
  • コミュニケーション力の発達
  • 他に成長過程で気になること

 

など、母子手帳のチェック項目にある内容は大体聞かれます。

 

発達検査や知能検査

発達障害の有無を調べるための検査や判定では、発達検査・知能検査も行います。

 

年齢が小さいお子さんが受けることの多いのが、

 

  • 田中ビネー式知能検査(子供の年齢レベルの課題から与えていき、年齢と精神年齢の比を求める検査)
  • 新版K式発達検査(言語と社会、認知と適応、姿勢と運動の項目に分けて発達状況を把握する検査)

 

で、自治体や医療機関、児童相談所などで採用されている検査方法です。

 

他にも検査方法は色々あるので、検査を受けた時に検査方式を教えてもらうと良いですよ。

 

ところで、小さい子供に検査と言うと、「うちの子、大丈夫かしら?」なんて不安になる方もいるのでは。

 

 

児童相談所の方に話を聞いたところ、検査途中で脱走してしまうお子さんも結構いるようですよ。

 

そういうもんだと思って覚悟を決めつつも、気を楽にして検査に臨んでくださいね。

 

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まとめ

 

妊娠中の発達障害の検査方法、生まれてからの発達障害の検査方法をまとめてみました。

 

  • 妊娠中の検査⇒発達障害の検査は不可能
  • 妊娠中の症状⇒発達障害の予想は不可能
  • 生まれてからの検査⇒3歳以降に診断が出ることが多い

 

妊娠中の検査ですが、

 

  • 超音波
  • 血液検査
  • 出生前診断

 

どの方法でも発達障害は検査できません。

 

「発達障害だと妊娠中に、胎動が激しいor極端に少ない。」との情報も、あくまでも噂レベル。

 

医学的根拠がないからには、参考程度にしかなりません。

 

はっきりと発達障害の診断が出るのは、多くの場合3歳以降で、

 

  • 自治体の発達検査
  • 医療機関の検査
  • 療育手帳の判定

 

などを受けた時です。

 

これらの検査や判定では、

 

  • 今までの成長過程の聞き取り
  • 発達検査
  • 知能検査

 

などを行って、発達状況や知能などを調べます。

 

発達障害は早期対策が必要なのに、受診しようと思うと予約が半年以上も先になる病院も!

 

なので、お子さんの成長が心配な場合は、2歳半くらいを目安に受診の準備を始めるのがおススメです。

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つまり妊娠に気付いたらすぐにでも葉酸サプリを使用した方が良いです。

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計画妊娠で今現在妊活中の方は妊娠4週に間に合うように、今すぐにでも葉酸サプリの使用を始めた方が良いです。

 

妊活中も妊娠中と同じように1日400µgの葉酸の摂取が推奨されているので、

食生活を見直しながらサプリを取り入れて1日の目安摂取量をクリアできると良いですね。

出産後は多くの方が葉酸サプリの使用を止めてしまうのですが、授乳育児の方は卒乳まで葉酸サプリを続けましょう。

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